―― 費用・成果の目安・代行会社の選び方・失敗しない進め方
Contents
このガイドでわかること
- フィリピン向け「海外営業代行」とは何か、どこまで任せられるのか
- 自社採用・代理店との違い(メリット/デメリット)
- 費用・成果の目安(どれくらいの期間・コストで何が期待できるか)
- 海外営業代行会社を選ぶときのチェックポイント
- 導入〜運用のステップと、失敗しないための注意点
※本記事は、当社Social Zeroがフィリピンを含む海外での営業代行・販路開拓支援を行うなかで得た知見を整理したものです。
当社、Social Zeroのポジション
Social Zeroは、日本企業向けにフィリピン・ASEAN市場での海外営業代行と販路開拓支援等を行う海外進出支援を専門とする会社です。
特に、次のような企業の「新規取引先開拓」「現地営業立ち上げ」を支援しています。
- フィリピンに工場や拠点を持つ日系製造業(自動車部品・電子部品・機械加工・樹脂成形など)
- フィリピンにBPOセンター/コールセンター/オフショア開発拠点を持つIT・サービス企業
- フィリピン・ASEAN向けに日本製品(食品・日用品・ベビー用品・美容など)の販路拡大を目指すメーカー・商社
フィリピン市場において、「自社の営業リソースだけでは新規開拓が難しい」「現地に営業人材がおらず、工場や拠点の余力を活かしきれていない」といった課題をお持ちの企業に対し、ターゲット選定からリストアップ、アプローチ、アポイント獲得、商談代行、クロージングまでを一気通貫で支援します。対し、ターゲット選定からリストアップ、アプローチ、アポイント獲得までを一気通貫で支援します。

1. フィリピン・ASEAN向け海外営業代行とは何か
1-1. 「営業の一部」を外部専門チームに任せるサービス
海外営業代行は、海外市場における営業活動の一部または全部を、外部の専門チームに委託するサービスです。
とくにフィリピンやASEAN諸国向けでは、次のような業務を代行するケースが多く見られます。
- ターゲット企業リストの作成
- 見込み顧客へのアプローチ(メール/電話/SNS/紹介等)
- 初回アポイントの獲得(オンライン/オフライン)
- 必要に応じた一次ヒアリング(ニーズ・予算感・タイミングの確認)
- 日本側・フィリピン側の担当者への引き継ぎ
ポイントは、「営業を丸ごと外に丸投げする」のではなく、
営業プロセスの中から外部に任せやすい部分を切り出すことです。
※当社ではクロージング・契約までを一貫対応
1-2. フィリピン・ASEAN特有の事情と、営業代行がフィットする理由
フィリピン・ASEAN向けの営業では、次のような事情があります。
- 日系企業・外資系企業が多く、B2Bビジネスのポテンシャルは大きい
- 一方で、現地の営業人材の採用・育成には時間とコストがかかる
- 日本本社の営業がフィリピン市場まで手を伸ばすのは現実的に難しい
- 各国で商習慣やコミュニケーションスタイルが違う
こうした背景から、
- 「まずは市場性や反応を見たい」
- 「現地に営業をフル採用する前に、新規開拓の土台を作りたい」
- 「海外の事情に精通した営業代行に任せたい」
といったニーズに、海外営業代行が適しています。

2. 自社採用・代理店との違い(メリット/デメリット)
海外営業代行を検討する際には、「他の選択肢」との比較が重要です。
ここでは、自社採用(現地営業の自前化)・代理店(販売店)との違いを整理します。
2-1. 自社採用との比較
自社採用(現地営業)
- メリット
- 自社専任で動いてもらえる
- 社内にノウハウが蓄積する
- 製造・技術・マーケティング部門との社内連携がとりやすい
- デメリット
- 採用・教育に時間とコストがかかる
- 採用の成功/失敗のリスクが大きい(特に最初の1〜2名)
- 営業プロセスの設計・管理も自社で行う必要がある
海外営業代行
- メリット
- すでにある営業の「型」や「仕組み」を活用できる
- 立ち上がりが比較的早い(数ヶ月単位)
- 採用・教育リスクを負わずに、新規開拓をスタートできる
- デメリット
- 外部コスト(代行費用)が発生する
- 「丸投げ」すると成果が出にくい(自社側の関与が必要)
- 長期的な社内ノウハウ蓄積は、自社内での仕組みづくりとセットで考える必要がある
→ 最初の一歩としては「営業代行で市場と仮説を検証し、手応え次第で自社採用を検討」する組み合わせが現実的です。
2-2. 代理店・販売店との比較
代理店・販売店
- メリット
- 既存ネットワークを一気に活用できる
- 固定費を抑えやすい(成果報酬型も多い)
- デメリット
- 多数の商材を扱っており、自社製品の優先順位は読めない
- 「売る/売らない」のコントロールがしづらい
- 市場からのフィードバックをリアルタイムに得にくい
海外営業代行
- メリット
- 自社商材の拡販にフォーカスした活動が可能
- アクティビティ(アプローチ数・アポ数)を見える化しやすい
- 自社内の戦略との連携がしやすい
- デメリット
- 代理店のような「既存ネットワークの圧倒的な広がり」は期待しにくい
- あくまで「新規開拓のための継続的な活動」が前提
→ 短期的に「幅広いチャネルを持つ代理店」、中長期的に「自社主導の新規開拓基盤を作る営業代行」と役割を分けて考えるのも一案です。
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3. 費用と成果の目安
「どれくらいの費用で、どの程度の成果が期待できるのか」は、導入判断のうえで重要なポイントです。
ここでは、一般的なイメージをお伝えします。
※実際の金額は、業界・商材単価・ターゲット市場の広さ・必要な人員数などによって大きく変わります。
3-1. 費用のイメージ
海外営業代行の料金体系は、主に次の3パターンがあります。
- 月額固定フィー型
- 成果報酬+固定フィー型
- 完全成果報酬型
B2Bの新規開拓では、多くの場合「1」または「2」が採用されます。
例:月額固定フィー型(イメージ)
- 月額:15万円〜80万円
- 業務内容:ターゲットのすり合わせ、リストアップ、メール/電話/SNSアプローチ、アポイント獲得、定例ミーティング など
- 少額予算プランは、表層的なマーケティング程度のお試しで終わる事が多い。
- 契約期間:3〜6ヶ月単位での初期トライアル → 成果次第で延長・拡大
例:成果報酬+固定フィー型(イメージ)
- 月額:固定フィー+アポイント獲得数や成約数に応じた成果報酬
- 一定の固定費を確保しつつ、成果コミットを双方で共有しやすい
3-2. 成果の目安(アポイント数・リード数)
成果の指標としては、次のようなものが考えられます。
- 月間の新規コンタクト数
- 月間のアポイント獲得数(オンライン/オフライン)
- 一定期間中の見積・提案件数
- 一定期間中の受注数
目安イメージ
- 立ち上げ1〜2ヶ月:ターゲット・訴求内容の調整期間
- 3ヶ月目以降:
- 反応が良い場合:
- 月◯〜◯件の有効アポイント(※商材や条件に依存)
- 反応が鈍い場合:
- 業界/訴求内容の見直しが必要
- 反応が良い場合:
重要なのは、「◯ヶ月で必ず◯件受注」といった過度な期待を持つのではなく、
- どの業界・企業規模・ポジションに反応があるのか
- どのようなメッセージ・提案が刺さるのか
- どの様な準備や改善点があるのか
といった市場の反応を見ながら改善していくプロセスを前提にすることです。
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4. フィリピン・ASEAN向け海外営業代行会社を選ぶ際のチェックポイント
海外営業代行は、「誰に頼むか」で成果が大きく変わります。
フィリピン・ASEAN向けの場合、次の観点で比較・検討することをおすすめします。
4-1. フィリピン/ASEAN市場への経験・ネットワーク
- フィリピンに関する支援実績があるか
- ASEAN(特に東南アジア)向けのB2B営業経験があるか
- 日系企業・ローカル企業それぞれへのアプローチ経験があるか
フィリピンやASEAN諸国のビジネス環境(商習慣・言語・決裁プロセス等)を理解しているかどうかは、実務上のスピードと品質に直結します。
4-2. ターゲット設定・戦略設計の支援能力
- ただアポイントを量産するのではなく、「どのターゲットにどう攻めるか」を一緒に設計してくれるか
- 既存の強み・顧客実績をベースに、横展開の仮説を一緒に作ってくれるか
- 数字と事例に基づいて、無理のない目標設定をしてくれるか
単なる「テレアポ屋」ではなく、「戦略と実行の両方を考えられるパートナーか」が重要です。
4-3. 報告・コミュニケーション体制
- 定例ミーティングの頻度(週次/隔週/月次など)
- 活動レポートの内容(アプローチ数・反応・商談化見込み等)
- 日本語でのコミュニケーションが問題なく行えるか
海外営業代行は「外のチーム」を動かすことになるため、
情報共有とコミュニケーションの設計が成果を左右します。
4-4. 守備範囲と役割分担の明確さ
- リストアップは誰が行うのか
- 初回アポイント後、どのタイミングで自社に引き継ぐのか
- 契約・請求・アフターフォローは誰が担当するのか
実際の運用フェーズに入ってからの「認識のズレ」を防ぐために、
初期の段階で「どこまで代行し、どこから自社が担当するか」を明確にしておくことが重要です。

5. 導入〜運用のステップと、失敗しないためのポイント
海外営業代行を効果的に活用するには、次のようなステップで進めるのがおすすめです。
ステップ1:無料相談・初期ヒアリング
- 自社の現状(売上構成・拠点・人員・課題)を共有
- ざっくりとした目標(例:フィリピンで新規◯社との接点を作りたい)を共有
- 自社の商材・強み・過去の成功事例・失敗事例を共有
ここで、代行会社からも、
- 想定できるターゲット像
- 想定されるアプローチ手段
- 初期3〜6ヶ月の進め方
といった仮説が提示されるのが理想的です。
ステップ2:ターゲット・シナリオの設計
- 「どの国・地域の、どの業界・どの規模の企業」を狙うのか
- 「どのような課題を持つ企業」に、「どの価値提案」でアプローチするのか
- 既存顧客のどのような成功パターンを再現したいのか
製造業の場合であれば、
- 既存:自動車部品メーカー向け
- 追加ターゲット:建機・農機・産業機械・プラント・家電メーカーなど
といった形で、「横展開の方向性」を明確にします。
ステップ3:リストアップ・アプローチ準備
- ターゲット企業リストの作成
- アプローチ文面・スクリプトの作成
- 自社紹介資料の整理(日本語/英語)
この段階で、「自社の強みが一発で伝わる資料」が整っているかどうかで、アポイント率が大きく変わります。
ステップ4:アプローチ・アポイント獲得
- メール・電話・SNS・紹介などを通じてアプローチ開始
- 反応の良い業界・ポジション・メッセージを見極めながら、徐々に精度を上げていく
- 取得したアポイントを、担当者へ引き継ぐor代行サービス企業が商談実施
このフェーズで重要なのは、
- 量(アプローチ数)と質(ターゲット・メッセージ)の両方をバランスよく見ること
- 「数を打てば当たる」ではなく、「仮説→実行→振り返り→修正」のサイクルを回すこと
です。
ステップ5:定例ミーティング・改善
- 月次での定例ミーティングを設定
- 次のような点を共有・議論
- どの業界・ポジションからの反応が良いか
- どの訴求メッセージが刺さっているか
- 商談の質・温度感はどうか
- 必要に応じて、ターゲットセグメントやメッセージを修正
ありがちな失敗パターン
- 「とりあえず任せてみたが、ほとんどコミュニケーションを取らない」
- 「定例ミーティングに役員・決裁者が出ず、意思決定が遅れる」
→ 成功している企業ほど、「外部の営業代行を、自社のチームの一部として扱い、密にコミュニケーションを取っている」のが共通点です。

6. どのような企業が「今」海外営業代行を検討すべきか
フィリピン・ASEAN向け海外営業代行は、とくに次のような条件に当てはまる企業に適しています。
- フィリピンやASEAN諸国に工場・拠点はあるが、現地向けの営業がほぼゼロ
- 日本本社の既存大手(自動車・医療機器など)への依存度が高く、売上減少が続いている
- 現地人材の営業採用・育成に踏み切るほどの確信がまだ持てない
- まずは「どれくらいの手応えがあるのか」を、外部の力も借りて検証したい
一部企業の事例のように、
- ベトナムでの生産開始→売り先が広がらず赤字
- 日本本社の受注減少 → フィリピン工場の売上・利益悪化
- 中国国内の地政学的なリスクも相まって、数年単位の赤字リスク
という状況にある企業ほど、「待ち」の姿勢ではなく「外部の力を借りて動き出す」ことが必要になります。

7. まとめ:フィリピン・ASEAN向け海外営業代行を賢く活用する
- フィリピン・ASEAN向け海外営業代行は、「営業のすべて」を丸投げするサービスではなく、
「新規開拓の土台づくり」を外部と一緒に進めるためのパートナーシップです。 - 自社採用・代理店との違いを理解し、
自社のフェーズ・リソース・リスク許容度に応じて、最適な組み合わせを考えることが重要です。 - 導入を成功させるポイントは、
- 現状と目標の共有
- ターゲットとシナリオの設計
- 定例的なコミュニケーションと改善
の3つです。
フィリピン向け海外営業代行について相談したい方へ
- フィリピンやベトナムに工場や拠点があるが、現地向けの営業が弱い
- 日本本社の売上減少が、フィリピンや中国、ベトナムの業績にも波及している
- 自社で営業人材を採用する前に、まずは新規開拓の手応えを確認したい
このような状況であれば、海外営業代行は有力な選択肢になります。
▶ フィリピン向け海外営業代行サービスの詳細はこちら
https://social-zero.com/services/overseas-sales-outsourcing/
▶ 自社の場合、どのような進め方が最適か知りたい方へ(無料オンライン相談)
御社の現状をヒアリングしたうえで、
- 自社採用/代理店/営業代行のどれをどの順番で組み合わせるべきか
- 3〜6ヶ月で何を検証すべきか
といった「具体的なアクションプラン」を一緒に整理します。
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