フィリピン進出を検討する企業にとって、最も大きな不安の一つが「本当に現地で売れるのか」という点です。
また、市場規模や人口動態、経済成長率などのデータを見ると、フィリピンは魅力的な市場に見えます。
しかし、実際に自社の商品やサービスが受け入れられるか、現地企業が取引に応じるか、適切な販売代理店が見つかるかは、営業活動を行ってみなければ分かりません。
そこで有効なのが、法人設立前に営業代行を活用したテストマーケティングを行う方法です。
いきなり現地法人を設立し、オフィスを借り、人材を採用するのではなく、まずは営業代行を通じて見込み顧客や代理店候補にアプローチし、現地の反応を確認する。
そのうえで、法人登記や本格進出を判断することで、初期投資や撤退リスクを抑えられます。
この記事では、フィリピン営業代行の基本から、法人設立前にテストマーケティングとして活用するメリット、具体的な進め方、成果を判断するKPIまで詳しく解説します。

フィリピン進出では、いきなり法人設立する前の検証が重要
フィリピン進出を検討する際、多くの企業はまず「現地法人を作るべきか」「支店や駐在員事務所を設けるべきか」と考えます。
しかし、法人設立はあくまで手段であり、目的ではありません。
まず本来確認すべきなのは、以下のような点です。
- 自社の商品・サービスに現地需要があるか
- 現地企業が実際に商談に応じるか
- 価格帯がフィリピン市場に合っているか
- 競合商品と比較して優位性があるか
- 代理店やディストリビューター候補が見つかるか
- 継続的に営業できる販売チャネルを構築できるか
これらを確認しないまま法人を設立すると、設立後に「思ったより売れない」「代理店が見つからない」「営業人材を採用しても成果が出ない」といった問題が起こりやすくなります。
特に初めてフィリピン市場に参入する企業の場合、まずは市場調査と営業テストを通じて進出可能性を検証することが重要です。
◆ 参考記事:フィリピン進出ガイド|会社設立・市場調査と営業【2026年版】

フィリピン営業代行とは?
そもそもフィリピン営業代行とは、フィリピン市場での見込み顧客開拓、代理店候補開拓、商談設定、現地ヒアリングなどの営業活動を外部の専門会社に委託するサービスです。
単なるアポイント獲得だけでなく、進出前のテストマーケティングとして活用できる点が大きな特徴です。
たとえば、以下のような業務を依頼できます。
- 見込み顧客リストの作成
- 代理店・販売パートナー候補のリストアップ
- 現地企業へのメール・電話アプローチ
- オンライン商談の設定
- 現地訪問商談の調整
- 英語営業資料の作成・ローカライズ
- 商談時の通訳・同席
- 顧客ニーズや価格感のヒアリング
- 商談結果のレポート作成
- 法人設立前の進出判断サポート
また、フィリピンに自社拠点や営業担当者がいなくても、営業代行を活用することで、現地市場に対する実践的なアプローチを始められます。
◆ 参考記事:フィリピン営業代行ガイド|料金・市場・支援会社を徹底比較

法人設立前に営業代行を活用するメリット
初期投資を抑えて市場反応を確認できる
まず、フィリピンで法人を設立する場合、登記費用、専門家費用、オフィス賃料、人材採用費、会計・税務対応費など、さまざまなコストが発生します。
一方、営業代行を活用すれば、法人設立前でも営業活動を開始できます。
最初から固定費を抱えるのではなく、一定期間だけ営業活動を行い、現地企業の反応を確認できます。
その結果、商談化の可能性が高いと判断できれば、法人設立や現地採用に進むという段階的な進出が可能になります。
現地の販売先・代理店候補を探せる
フィリピンで販路を作る際には、現地の販売先や代理店候補の開拓が欠かせません。
特にBtoB商材や卸売商材では、以下のような相手が候補になります。
- 現地販売代理店
- ディストリビューター
- 小売チェーン
- 専門販売店
- 修理・保守事業者
- EC事業者
- 業界団体・関連企業
- エンドユーザー企業
このため、営業代行を活用すれば、これらの候補先をリストアップし、実際にアプローチできます。
単に候補企業名を集めるだけではなく、「本当に取り扱いに関心があるか」「商談に進む可能性があるか」まで確認できる点が重要です。
◆ 参考記事:フィリピン・ASEAN向け営業代行FAQ|よくある質問20選
価格感や取引条件を商談から把握できる
デスクリサーチだけでは、現地企業がどの価格帯なら購入を検討するのか、どのような取引条件を求めるのかまでは分かりにくいものです。
まず、営業代行を通じて実際に商談を行うことで、以下のような情報を把握できます。
- 希望価格帯
- 最低発注数量
- 支払い条件
- 在庫条件
- 保証・返品条件
- 納期に対する要望
- 競合商品との比較ポイント
- 代理店契約への関心度
これらの情報は、法人設立後の営業戦略や価格設計に大きく影響します。
法人登記後の営業戦略を立てやすくなる
はじめに、法人設立前に営業代行でテストマーケティングを行っておくと、登記後の営業戦略を立てやすくなります。
たとえば、以下のような判断が可能になります。
- どの業種・顧客層を優先すべきか
- 代理店販売と直接営業のどちらを重視すべきか
- 現地営業担当者を採用すべきか
- どの地域から営業を始めるべきか
- 英語資料や価格表をどう改善すべきか
- 法人設立後、すぐに商談再開できる候補先があるか
つまり、営業代行は単に目先の商談を作るだけでなく、法人設立後の営業基盤を事前に作るための手段にもなります。
◆ 参考記事:フィリピン進出の営業課題と解決策|営業代行・強化支援

営業代行で実施できるテストマーケティングの内容
ターゲット企業のリストアップ
まずは、自社の商品・サービスに合うターゲット企業を整理します。
たとえば、以下のような条件で候補を抽出します。
- 業種
- 企業規模
- 所在地
- 取扱商品
- 販売チャネル
- 既存取引先の傾向
- 輸入商材の取扱有無
- WebサイトやSNSでの活動状況
フィリピンでは、Web上の情報だけでは企業実態が分かりにくい場合もあります。
そのため、デスクリサーチに加えて、現地ネットワークや電話確認を組み合わせることが有効です。
代理店・ディストリビューター候補の開拓
卸売商材やBtoB商材の場合、代理店やディストリビューターの開拓が重要になります。
特に以下のような商材では、現地パートナーの存在が販路拡大の鍵になります。
- 中古スマホ・中古PC
- 電子機器
- 家電
- 産業機器
- 建材
- 食品・飲料
- 日用品
- 美容商材
- 医療・ヘルスケア関連商品
- 業務用設備
- BtoBサービス
営業代行では、候補企業を探すだけでなく、実際にアプローチし、取扱意欲や条件面を確認できます。
メール・電話による初回アプローチ
まず初めに、候補企業が決まったら、英語の営業資料や提案文を用意し、メールや電話でアプローチします。
フィリピンでは英語でのビジネスコミュニケーションが一般的ですが、日本語資料をそのまま直訳するだけでは、十分に魅力が伝わらない場合があります。
そのため、現地企業に伝わりやすいように、以下を整理する必要があります。
- 何の商品・サービスなのか
- フィリピン企業にとってどのようなメリットがあるのか
- 価格や条件の概要
- 取引実績
- 最低発注数量
- 代理店契約の有無
- サンプル提供やデモの可否
- 問い合わせ後の商談ステップ
このように、初回アプローチの反応を見ることで、商材への関心度や提案内容の改善点が分かります。
オンライン商談・現地商談の設定
関心を示した企業とは、オンライン商談や現地商談を設定します。
仮に法人設立前であっても、オンライン会議を活用すれば、日本にいながらフィリピン企業と商談できます。
必要に応じて、営業代行会社が商談調整、同席、通訳、議事録作成をサポートします。
商談では、売り込みだけでなく、以下のようなヒアリングを行うことが重要です。
- 現在どのような商品を扱っているか
- どの価格帯なら検討可能か
- どのような品質基準を求めるか
- 競合商品は何か
- 取引開始の条件は何か
- 代理店契約に関心があるか
- 試験販売やサンプル導入は可能か
価格・需要・取引条件のヒアリング
営業代行によるテストマーケティングでは、単に商談数を増やすだけでなく、現地企業から具体的なフィードバックを得ることが重要です。
たとえば、以下のような情報は、今後の進出判断に役立ちます。
- 現地で受け入れられる価格帯
- 需要が高い商品スペック
- 売れ筋の数量・ロット
- 希望する決済条件
- 輸入時に懸念される点
- 現地で必要とされるサポート
- 競合との差別化ポイント
こうした情報は、通常の市場調査レポートだけでは得にくい、実務に近い情報です。
商談結果のレポート化
テストマーケティングの結果は、レポートとして整理します。
主な項目は以下です。
- アプローチ件数
- 返信件数
- 商談設定件数
- 商談実施件数
- 継続交渉中の企業数
- 代理店候補数
- 見積依頼数
- 主な断り理由
- 価格に対する反応
- 商品・サービスへの評価
- 改善すべき営業資料
- 法人設立に進むべきかの判断材料
これにより、感覚ではなく、具体的なデータをもとにフィリピン進出を判断できます。

リユース(2次流通)卸売のような商材で営業代行を使う場合の検証ポイント
中古ブランド製品や中古家電などの卸売商材は、フィリピン市場との相性を検証しやすい分野の一つです。
フィリピンでは日本製品の需要が高く、新品だけでなく、中古ブランド製品や中古家電スマホの低価格帯端末へのニーズも存在します。
ただし、実際に参入するには、価格、品質、保証、在庫、輸入条件、販売チャネルなどを慎重に確認する必要があります。
現地で需要がある価格帯
また、中古製品の場合、最も重要なのは価格帯と品質です。
日本側が想定する卸売価格と、フィリピン側が求める仕入れ価格に差があることもあります。
営業代行で販売店やディストリビューターにアプローチすれば、どの価格帯なら商談が進むのかを確認できます。
取引先候補の種類
中古ブランド製品や中古家電・スマホの販路候補としては、以下のような相手が考えられます。
- スマホ販売店
- 中古端末販売業者
- 修理店
- モバイルアクセサリー店
- リユースストア
- EC販売事業者
- 地方の小売業者
- ディストリビューター
- 法人向けIT機器販売会社
どのチャネルが最も反応しやすいかは、実際にアプローチしてみなければ分かりません。
営業代行を使えば、複数のチャネルに同時にアプローチし、反応を比較できます。
品質・保証・在庫条件
中古商材では、価格だけでなく品質や保証条件も重要です。
商談では、以下の点を確認する必要があります。
- グレード分けの基準
- 動作確認の有無
- バッテリー状態
- 画面・外装の状態
- 初期不良時の対応
- 保証期間
- 返品可否
- 安定供給できる在庫量
- 最低発注数量
フィリピン側の販売先がどの条件を重視するかを把握することで、提案内容を調整できます。
競合品との比較
フィリピン市場では、他国からの中古製品や中古端末や低価格帯の新品端末も競合になります。
そのため、商談時には以下を確認すると有効です。
- 現在どの国から仕入れているか
- 競合商品の価格帯
- 日本製・日本流通品への印象
- 品質面で評価されるポイント
- 価格面での懸念
- 取引先を変える条件
競合と比較したうえで、自社商材の強みがどこにあるかを明確にすることが重要です。
輸入・流通・決済面の確認
卸売ビジネスでは、販売先の関心があっても、輸入や決済の条件で商談が止まることがあります。
そのため、営業代行を活用したテストマーケティングでは、以下の点も早めに確認しておくべきです。
- 輸入者は誰になるのか
- 配送条件はどうするのか
- 関税・税金の負担者
- 支払い通貨
- 前払い・後払いの可否
- 信用取引の可否
- 契約書の必要性
- トラブル時の対応方法
なお、輸入規制や税務、法務に関する条件は変更される可能性があるため、実際の取引前には必ず現地の専門家に確認することが重要です。
◆ 参考記事:フィリピンでの販路開拓とは?代理店・販売パートナーの探し方を解説
市場調査だけでは分からない、営業代行で分かること
フィリピン進出前には、市場調査が重要です。
ただし、市場調査だけでは分からないこともあります。
たとえば、レポート上では市場が伸びているように見えても、実際に営業してみると以下のような反応が返ってくることがあります。
- 価格が合わない
- 既存取引先で十分と言われる
- 興味はあるが今すぐではない
- 代理店契約には関心があるが条件が厳しい
- サンプルや実績を求められる
- 現地サポート体制を確認される
- 決裁者につながるまで時間がかかる
こうしたリアルな反応は、実際に見込み顧客へアプローチして初めて分かります。
つまり、市場調査が「市場の全体像を知るための手段」だとすれば、営業代行は現地企業の具体的な反応を確認するための手段です。
両方を組み合わせることで、より精度の高い進出判断ができます。
◆ 参考記事:フィリピン市場調査の進め方|進出前の確認項目と調査方法を解説

営業代行を活用したテストマーケティングの進め方
1. 商材・ターゲットを整理する
まずは、フィリピン市場で売りたい商品・サービスを整理します。
確認すべき項目は以下です。
- 商品・サービスの概要
- 想定ターゲット
- 強み・差別化ポイント
- 価格帯
- 最低発注数量
- 取引条件
- 納期
- サポート体制
- 既存の海外販売実績
- 英語で説明できる資料の有無
この段階でターゲットが曖昧だと、営業代行の成果も出にくくなります。
2. 見込み顧客・代理店候補リストを作成する
次に、ターゲットに合う企業リストを作成します。
リスト作成では、企業名だけでなく、以下の情報を整理すると実務で使いやすくなります。
- 企業名
- Webサイト
- 所在地
- 業種
- 取扱商品
- 担当部署
- 担当者候補
- メールアドレス
- 電話番号
- アプローチ優先度
リストの質は、その後の商談化率に大きく影響します。
3. 営業資料を英語化・ローカライズする
フィリピンでは英語での商談が可能ですが、日本語資料を単純に翻訳するだけでは不十分です。
現地企業に伝わる営業資料にするためには、以下を明確にする必要があります。
- 何を提供できるのか
- なぜフィリピン企業にメリットがあるのか
- 価格・条件の概要
- 他社との差別化
- 取引開始までの流れ
- 実績や信頼性
- よくある質問への回答
特に代理店や卸売先を探す場合は、商品説明だけでなく、相手が販売するメリットを示すことが重要です。
4. 初回アプローチを行う
リストと資料が整ったら、メールや電話で初回アプローチを行います。
この段階では、いきなり契約を狙うのではなく、以下を目的にします。
- 関心があるか確認する
- 担当者につながる
- 商談設定につなげる
- 断り理由を収集する
- ターゲット仮説を検証する
返信率や反応内容を見ることで、営業資料やターゲット設定の改善点が見えてきます。
5. 商談設定・ヒアリングを行う
関心を示した企業とは、オンライン商談や現地商談を行います。
商談では、自社商材の説明だけでなく、相手のニーズや条件を丁寧にヒアリングします。
主な確認項目は以下です。
- 現在の仕入れ先・取引先
- 商品・サービスへの関心度
- 価格に対する反応
- 導入・取扱いの条件
- 意思決定プロセス
- 次回アクション
- 代理店契約の可能性
- 試験販売の可否
この商談情報が、フィリピンで本格展開するかどうかの判断材料になります。
6. 結果を分析し、法人設立の判断につなげる
一定期間営業代行を実施したら、結果を分析します。
単に「商談が何件できたか」だけでなく、以下を総合的に確認します。
- 反応が良かった業種
- 反応が悪かった業種
- 価格が合うか
- 商談後に継続交渉できるか
- 代理店候補が見つかったか
- 商品仕様の修正が必要か
- 法人設立することで成約率が上がるか
- 現地人材を採用すべきか
この結果をもとに、法人設立、代理店契約、継続営業、撤退・再検討などの判断を行います。
◆ 参考記事:フィリピン進出コンサルとは?支援内容・費用・選び方を詳細解説

法人設立に進むべきかを判断するKPI
営業代行をテストマーケティングとして活用する場合、事前にKPIを設定しておくことが重要です。
アプローチ件数
どれだけの候補企業に接触できたかを確認します。
十分な件数にアプローチしなければ、市場反応を判断する材料が不足します。
返信率
メールや電話への反応率を確認します。
返信率が低い場合、ターゲット設定や営業文面、提案内容を見直す必要があります。
商談設定数
実際に商談まで進んだ件数です。
営業代行の成果を見るうえで重要な指標になります。
見積依頼数
商談後に見積依頼があるかどうかは、購買意欲を判断する重要な材料です。
代理店候補数
販売代理店やディストリビューター候補が何社見つかったかを確認します。
法人設立前に有力候補が見つかれば、進出後の立ち上がりが早くなります。
価格受容性
現地企業が提示価格を受け入れられるかどうかを確認します。
価格が合わない場合は、商品構成、ロット、物流条件、販売チャネルを見直す必要があります。
継続交渉数
一度の商談で終わらず、次回商談やサンプル提供、条件交渉に進む企業数を確認します。
継続交渉先が複数ある場合、法人設立や本格進出を検討しやすくなります。
◆ 参考記事:フィリピン進出ガイド|会社設立・市場調査と営業【2026年版】

営業代行を依頼する前に準備すべきもの
フィリピン営業代行を依頼する前には、以下を準備しておくとスムーズです。
- 商品・サービス資料
- 英語の会社概要
- 価格表
- 取引条件
- 最低発注数量
- 納期・配送条件
- 既存の導入実績
- ターゲット顧客のイメージ
- 競合との差別化ポイント
- よくある質問への回答
- 商談時に確認したい項目
- 法人設立を検討する判断基準
すべてが完璧にそろっている必要はありませんが、最低限「誰に、何を、どの条件で提案したいのか」は整理しておくべきです。
営業代行会社に任せる部分と、自社で決めるべき部分を切り分けることで、より成果につながりやすくなります。
◆ 参考記事:海外営業代行会社に依頼するときのRFP・要件定義ガイド

フィリピン営業代行を活用する際の注意点
すぐに売上が出るとは限らない
営業代行を使えばすぐに売上が出る、というわけではありません。
特にBtoB商材や卸売商材では、商談から契約までに時間がかかることがあります。
初期段階では、売上だけでなく、商談数、価格反応、代理店候補の有無なども成果として見ることが重要です。
ターゲットが曖昧だと成果が出にくい
「フィリピンで売れそうな企業を探してほしい」という依頼だけでは、営業活動が広がりすぎてしまいます。
成果を出すには、以下を明確にする必要があります。
- どの業種に売りたいのか
- どの地域を狙うのか
- 代理店を探すのか、エンドユーザーを狙うのか
- 卸売なのか、小売なのか
- どの価格帯で提案するのか
ターゲットを絞ることで、営業代行の精度が高まります。
現地向けの提案内容に調整する必要がある
日本で通用している営業資料や価格設定が、そのままフィリピンで通用するとは限りません。
現地企業の関心に合わせて、以下を調整する必要があります。
- 訴求ポイント
- 価格表現
- 取引条件
- 支払い条件
- 最低ロット
- 保証内容
- 導入メリット
- 販売代理店向けの利益設計
営業代行の結果をもとに、提案内容を改善していく姿勢が重要です。
法規制・輸入条件は専門家確認が必要
商材によっては、輸入規制、許認可、税務、外資規制などの確認が必要です。
営業代行は市場反応や商談機会を作るうえで有効ですが、実際の輸入・販売・法人設立に進む際には、現地の法務・税務・貿易実務の専門家に確認する必要があります。
特に以下のような商材では注意が必要です。
- 食品
- 医療機器
- 化粧品
- 電子機器
- 中古品
- 通信機器
- 化学品
- 子ども向け商品
最新の規制や手続きは変更される可能性があるため、実務に進む前に必ず確認しましょう。
◆ 参考記事:【最新】海外営業代行徹底解説ガイド|料金・事例と成功の選び方

フィリピン営業代行はどんな企業に向いているか
フィリピン営業代行は、特に以下のような企業に向いています。
- フィリピン進出を検討しているが、まだ法人設立前の企業
- 現地に営業担当者がいない企業
- 英語での営業や商談設定に不安がある企業
- 代理店・ディストリビューターを探したい企業
- 自社商品がフィリピンで売れるか確認したい企業
- 初期投資を抑えて海外展開を始めたい企業
- 現地法人設立前に商談候補を作りたい企業
- 中古スマホ、電子機器、食品、日用品、産業機器などの卸売先を探したい企業
- BtoB商材の販路開拓を行いたい企業
- 市場調査後の次のステップとして営業活動を始めたい企業
特に、法人設立を前提にしながらも「まずは売れるか確認したい」という企業にとって、営業代行は有効な選択肢です。
◆ 参考記事:海外営業代行の流れとスケジュール実例|活用すべき企業とは?
FAQ(よくある質問)
Q1. フィリピンで法人を作る前でも営業代行は利用できますか?
はい、利用できます。
現地法人がなくても、見込み顧客リスト作成、初回アプローチ、商談設定、代理店候補の開拓から具体的なクロージング・契約まで、Social Zeroでは日本法人同士での契約で完結する形でフルサポートが可能です。
ただし、実際に契約・輸入・販売を行う段階では、法人形態、輸入者、税務、契約条件などを確認する必要があります。
Q2. 営業代行と市場調査は何が違いますか?
市場調査は、市場規模、競合、価格帯、消費者動向などを調べる活動です。
一方、営業代行は、実際に見込み顧客や代理店候補にアプローチし、商談反応を確認する活動です。
Social Zeroでは、市場調査で仮説を立て、その後営業代行で実際の反応を検証する流れが多いです。
Q3. どのくらいの期間テストマーケティングを行うべきですか?
商材やターゲットによりますが、まずは3ヶ月~6ヶ月程度を目安に実施するケースが多いです。
短すぎると十分な商談数や反応が得られなたい為、Social Zeroでは最低3ヵ月のご契約期間で検証を行っています。
最初にアプローチ件数、商談設定数、代理店候補数などのKPIを設定し、一定期間で評価することが重要です。
Q4. 日本の中古商品のような2次流通の卸売商材でも営業代行は使えますか?
はい、活用できます。
中古ブランド製品や中古スマホ、中古PCの場合、現地の販売店、修理店、EC事業者、ディストリビューターなどが候補になります。
Social Zeroの海外営業代行を使えば、需要のある価格帯、品質条件、保証条件、最低ロット、支払い条件などを商談を通じて確認できます。
Q5. 英語の営業資料がなくても依頼できますか?
依頼自体は可能です。
ただし、フィリピン企業へ営業するには、英語の会社概要、商品資料、価格情報、取引条件などが必要になります。
Social Zeroでは資料作成も承っております。
Q6. 営業代行で代理店契約まで進められますか?
はい。Social Zeroの海外営業代行サービスでは、代理店候補のリストアップ、初回アプローチ、商談設定、条件ヒアリングからトップセールスでの商談、クロージング・契約サポートまで一貫対応をしております。
ただし、代理店契約を締結する際には、契約条件、独占販売権、販売目標、支払い条件、契約解除条項などを慎重に確認する必要があります。
まとめ:フィリピン進出は法人設立前の営業検証から始めるべき
フィリピン進出を成功させるには、いきなり法人設立から始めるのではなく、まずは現地市場の反応を確認することが重要です。
営業代行を活用すれば、法人設立前でも以下を実施できます。
- 見込み顧客リスト作成
- 代理店候補開拓
- 現地企業へのアプローチ
- 商談設定
- 価格感や需要の確認
- 取引条件のヒアリング
- 法人設立に進むべきかの判断
特に、中古ブランド製品、スマホや電子機器、食品、日用品、産業機器などの卸売商材では、実際に販売先や代理店候補へアプローチすることで、現地での可能性をより具体的に把握できます。
法人設立は「売れる見込み」が立ってからでも遅くありません。
まずは営業代行を活用し、フィリピン市場で商談が作れるか、販売先候補が見つかるかを検証することが、リスクを抑えた進出の第一歩です。
フィリピンでの営業代行・テストマーケティングはSocial Zeroへご相談ください
Social Zeroでは、フィリピン進出を検討する企業向けに、市場調査から見込み顧客リスト作成、営業代行、商談設定、代理店候補開拓まで一貫してサポートしています。
「フィリピンで自社商品が売れるか確認したい」
「法人設立前に現地企業と商談したい」
「代理店やディストリビューター候補を探したい」
「中古ブランドや中古家電・スマホなどの卸売先を開拓したい」
このような課題をお持ちの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
フィリピンでの法人設立を急ぐ前に、まずは営業代行を活用したテストマーケティングで、現地市場の反応を確認しましょう。
◆ Social Zeroの市場調査:サービスページはこちら
◆ Social Zeroの海外営業代行:サービスページはこちら



