―― 丸投げ・ターゲット不明・期待値ギャップを防ぐには
Contents
このページでわかること
- 海外営業代行を導入した企業が陥りがちな失敗パターン7つ
- なぜその失敗が起きるのか、根本原因と影響
- どうすれば避けられるか(事前準備・進め方・契約の考え方)
- Social Zero が取っている「失敗しにくい進め方」の考え方
※本記事は、海外営業代行サービスを提供する当社による実例と、これ迄に当社へ海外営業代行サービスについて問い合わせを頂いた、様々な企業様の実際の失敗例に基づいています。
当社、Social Zeroについて
Social Zeroは、日本企業向けにフィリピン・ベトナム・ASEAN・北米などでの
- 海外営業代行・販路開拓支援
- 海外市場調査・競合分析
- 海外M&A候補・パートナーリサーチ
等の海外進出を一貫して行う会社です。
特に、
- フィリピンやASEAN諸国に工場や拠点を持つ日系製造業
- ASEANでPB商品やブランドを展開したい小売・メーカー
- BPO/オフショア開発拠点を持つIT・サービス企業
の「新規取引先開拓」「パートナー開拓」「国・チャネル別の検証」を、戦略設計からトップセールスによる現地商談、契約サポートまで一気通貫で支援しています。
※当社、海外営業代行サービスページはこちら

失敗パターン1:ターゲットが曖昧なまま走り出す
「海外で売りたい」「アジアで売りたい」といったレベルでスタートし、具体的なターゲット像が定まっていないケースです。
なぜ起きるか
- 「まず動けば何かわかるはず」と、戦略なしで実行に入ってしまう
- 自社内でも「狙うべき業種・規模・国」が合意されていない
起こりがちな結果
- 反応の薄い企業にばかりアプローチして工数が消耗
- 「海外営業代行は効果がない」という結論で終わってしまう
回避策
- 「国 × 業種 × 企業規模 × チャネル」を最低でも仮決めしてから動く
- 既存顧客の成功パターンをもとに「横展開先」を3〜5カテゴリに絞る
- 3〜6ヶ月の間は「仮説→検証→修正」を回す前提でターゲットを運用する
◆ 関連記事:フィリピン・ASEAN向け海外営業代行のすべて

失敗パターン2:完全丸投げで、自社側がほとんど関与しない
「営業代行に頼めば勝手に売上が増えるはず」と考え、担当者も時間もほとんど割かないケースです。
なぜ起きるか
- 社内人手不足で「とにかく外に振りたい」という発想になりがち
- 営業代行を「外注作業者」と捉え、パートナーとして扱っていない
起こりがちな結果
- 製品理解や強みのインプットが不足し、表面的な売り込みに終始
- ターゲットやメッセージを修正する場がなく、改善が進まない
- 「何をしているのか分からない」「レポートだけ溜まる」という印象で終了
回避策
- 初期に「キックオフMTG」を必ず設け、
- 製品・サービスの強み
- 過去の成功・失敗パターン
- NG顧客・NG条件
を共有する
- 最低でも「月1回の定例MTG」で状況を共有・修正する体制を組む
- 社内の窓口担当を明確にし、質問に迅速に答えられる状態にしておく
◆ 関連記事:海外営業代行の流れとスケジュール実例|どんな企業が活用すべきか

BtoB・海外案件では、3ヶ月で受注が出ないこと自体は珍しくありません。それを「失敗」と決めつけてしまうケースです。
なぜ起きるか
- 目標(KPI)が「売上金額」のみになっている
- 営業サイクル(リード→商談→評価→受注)が長い業界であることを考慮していない
起こりがちな結果
- 有望なリードや商談が生まれ始めたタイミングで打ち切ってしまう
- 社内に「海外はやっぱり難しい」という空気だけが残る
回避策
- 少なくとも3〜6ヶ月は「中間KPI(リード数/アポイント数/提案件数)」で評価する
- 「3ヶ月=結果を出す場」ではなく「仮説を検証する場」と定義する
- 6ヶ月時点で「どのターゲット・チャネルに手応えがあるか」を評価軸にする
◆ 関連記事:海外展示会・商談会から確実に案件化する方法【準備・当日・90日フォロー】

失敗パターン4:費用だけを見て、安さでベンダーを選ぶ
「とにかく安いところを」と金額だけで決めてしまい、アウトプットの質が伴わないパターンです。
なぜ起きるか
- まだ海外営業代行の相場感が分からず、単純に単価比較をしてしまう
- 「人件費が安い国だから、営業も安くできるはず」という誤解
起こりがちな結果
- アプローチ件数は多いが、質(ターゲット選定・メッセージ)が低く、商談に繋がらない
- 報告も「数値だけ」で、戦略的な示唆がない
- 社内の信用を失い、「外部を使うとダメだ」という印象が残る
回避策
- 見積り時に「何をやってくれるか(範囲・体制)」まで確認する
- 費用/ターゲット設計/レポーティング内容/改善サイクルをセットで比較する
- 「最初の3〜6ヶ月で何をどこまでやるか」を具体的に説明してもらう
◆ 関連記事:海外営業代行サービスで成果が出ない本当の理由と、当社が「トップセールス型」を貫く理由

失敗パターン5:資料・Webが整っておらず、商談後に魅力が伝わり切らない
営業代行が努力して商談を作っても、送れる資料やWebサイトの内容が弱く、相手の印象に残らないケースです。
なぜ起きるか
- 国内では「口頭説明+長年の付き合い」で通用してきた
- 英語資料や海外向けページが後回しになっている
起こりがちな結果
- 初回商談のあと、相手側社内で話が進まない
- 見積りや仕様に進む前に「今回は見送り」という判断をされがち
回避策
- 海外向けの1〜2ページ「会社・製品/サービス概要(英語)」を用意する
- Webサイトに海外向けランディングページを1枚でも用意する
- 可能なら、実績・ケーススタディ・品質証明などの「信頼の根拠」を簡潔にまとめておく
◆ 関連記事:フィリピン・ASEAN向け営業代行のよくある質問20選

失敗パターン6:契約形態(固定/成果報酬)の特徴を理解しないまま契約する
「完全成果報酬ならノーリスク」といったイメージで契約形態を決めてしまうパターンです。
なぜ起きるか
- 「成果報酬=成功したときだけ払えばよい」という表面的な理解
- BtoB・海外の新規開拓における“前工程コスト”をイメージしていない
起こりがちな結果
- ベンダー側もリスクが高く、優秀な人材を割きづらい
- 「短期で成果が出そうな案件」だけを優先される
- 中長期で育てるべき市場・顧客セグメントの開拓が進まない
回避策
- 「月額固定+一部成果報酬」のハイブリッド型を前提に検討する
- 固定部分で「戦略設計・ターゲット選定・実行工数」をカバーしつつ、成果報酬でモチベーションを調整
- 契約前に「売上ではなく中間KPIに紐づけた評価設計」も検討する
◆ 関連記事:フィリピン現地営業の最適解は?自社・代理店・営業代行を比較【診断シート付き】

失敗パターン7:自社営業との役割分担が曖昧
営業代行と自社営業の境界が曖昧で、
- どこまでを代行会社がやるのか
- どこからを自社がやるのか
がはっきりしていないケースです。
なぜ起きるか
- 「全部任せる」か「ほぼ自社か」の二択で考えてしまう
- プロセス分解(リスト→アポ→商談→見積→クロージング)が整理されていない
起こりがちな結果
- 「そこはそちらでやってほしかった」「いや、そちら側だと思っていた」という齟齬
- 顧客から見ると「誰が責任者か分からない」状況になり、信頼を落とす
回避策
- 営業プロセスを6ステップ程度に分解し、
- ターゲットリスト作成
- アプローチ
- アポイント獲得
- ニーズヒアリング・提案
- 見積・試作・評価
- クロージング・フォロー
- 契約書・SOW(業務範囲定義)にも役割分担を反映する
◆ 関連記事:ベトナム市場で日本製品の販路を広げる方法

Social Zeroが取っている「失敗しにくい進め方」
上記の失敗パターンを避けるため、当社では次のような進め方を基本としています。
- 初期設計フェーズ(0〜1ヶ月目)
- ターゲット定義(国・業種・企業規模・チャネル)
- 既存顧客の棚卸しと横展開仮説の整理
- 必要に応じたライト市場調査(公開データ・店頭調査など)
- 実行フェーズ(3〜6ヶ月目)
- ターゲットリストアップ・アプローチ・アポ獲得
- トップセールスによる商談・クロージング支援
- 月次定例MTGでの「どのセグメントに手応えがあるか」のレビュー
- 評価・拡張フェーズ(6ヶ月以降)
- 有望セグメントへの集中投資(チャネル拡大・人員投入・M&A検討など)
- 自社営業との役割分担再設計(現地採用・代理店活用 等)
まとめ:失敗パターンを知っておけば、営業代行は強力な選択肢になる
- 海外営業代行は、「丸投げで何とかしてくれる魔法の箱」ではありませんが、
正しい準備と進め方を取れば、自社だけでは到達できないスピードと範囲で市場を開拓できる手段です。 - 失敗パターン7つ(ターゲット不明・丸投げ・短期評価・価格だけ比較・資料不足・契約形態の誤解・役割分担不明)を避けることが、成功への近道です。
「自社の場合、どこにリスクがありそうか」「何から整えるべきか」を整理したい場合は、一度現状をベースにした無料相談をご利用ください。
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